平成１０年開山　山の裾野に鎮座

古来より、人々に愛されていた三毳山・ その美しい自然の中に、静かな佇まいを見せるのが「三毳不動尊」です。 当山の歴史は浅く、京都「仁和寺」に置いて修行をを終えた沙門隆誠が、 故郷の三毳山に、祈願・祈祷寺を建立しようと発心し、お大師さまに誓いを立て三毳山を歩き回り、 やっとの思いでこの理想の地に辿り着き山寺を創建しました。 この地は南面、わずかに辰巳方向、この上ない吉方だったのです。

お不動さまを本尊とし、今では各地より式を問わず、 祈願・祈祷・お祓い・供養と多くの参拝者で賑わっております。 お不動さまは、昔から霊験あらたかな仏さまと崇められ、 新年初詣より健康祈願・商売繁盛・厄除け・方位除けなど多く、 特には、安産祈願や初寺詣り・車の安全祈願なども、 また秋には可愛い七五三詣りなど年中を通し、多く信仰されている。

お不動さまは、怒った怖い顔（忿怒の想）をしています。 右手には智慧の剣。因果・因縁の災いを断ち切り、 左手には羂索を握り、不安や心配事を解き幸運を招く。 その背後の猛炎は迦楼羅炎と言い、煩悩・邪心を焼き払うと言われています。

盤石上に立つそのお姿は、正に不動心（不動の姿）を現しています。

その力強いお姿でそっと優しく・参拝に来る万人の願いをかなえようと今日も衆生を見つめて、 ご守護しているのです。

パンフレットより