ときがわ 霊山院(りょうぜんいん)      Ryozenin Temple       8.Nov.2012        天空仙人の神社仏閣めぐり


都幾川 霊山院 山門 写真 都幾川 霊山院 勅使門 写真
「山門」「勅使門」
SanmonChokushimon
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都幾川 霊山院 本堂 写真 都幾川 霊山院 本堂 写真
「本堂」「本堂」
HondoHondo
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都幾川 霊山院  写真 都幾川 霊山院 扁額 写真
「本堂内」「扁額」
HondounaiHengaku
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都幾川 霊山院  写真 都幾川 霊山院 釈迦牟尼仏像 写真
「釈迦牟尼仏」
Shaka-munibutsu
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都幾川 霊山院  写真 都幾川 霊山院  写真
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都幾川 霊山院 石仏 青面金剛像 写真 都幾川 霊山院 石仏 如意輪観音像 写真
「石仏 青面金剛像」「石仏 如意輪観音像」
SekibutsuSekibutsu
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都幾川 霊山院 石標 写真 都幾川 霊山院 一休さん像 写真
「石標」「一休さん像」
SekihyoIkkyu-san
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都幾川 霊山院(りょうぜんいん)

Ryozenin Temple

埼玉県比企郡ときがわ町大字西平445

445,Nishidaira,Tokigawa-machi,Hiki-gun,Saitama


霊山院の文化財

当寺は山号を拈華山(ねんげさん)と称し、建久8年(1197)に臨済宗の開祖明庵栄西の高弟栄朝によって創建された。 以来禅修行の道場として多くの名僧を輩出し、禅宗寺院としては関東で最も古い寺と伝える。 明治5年(1872)に京都花園の妙心寺所轄となり現在に至っている。

当寺には「開山栄朝禅師の木像」「五色の払子(ほっす)」「印子(いんす)の香炉」や 徳川将軍家(五代将軍綱吉公)より拝領の「蒔絵の硯箱」など多くの寺宝を伝えているが、 中でも次の二件は県の文化財指定を受けた優品である。


県指定有形文化財 板石塔婆 一基

昭和40年(1965)3月16日指定

ふくらみのある美しい蓮座上に、阿閦如来を示す種子ウーンを深い薬研彫りで表わし、 下部中央には「為造立浮図并千部妙経生々父母法界」「永仁四季丙申二月日」の銘文、 また両側には随求(ずいく)真言を刻む。 浮図(ふと)は塔婆を意味し、千部とあるのは法華経一千部のことで、 永仁4年(1296)に父母のために法華経を千部読誦し塔婆を建立したことが分かる。 鎌倉時代の形の整った美しい板石塔婆として本県を代表するものであり、 昭和16年(1941)には国の重要美術品の認定も受けている。

高202cm、幅47cm、厚さ8.5cm


県指定有形文化財 鉄造阿弥陀如来坐像 一躯

昭和48年(1973)3月8日指定

この像は、彫刻では数少ない鉄を用いて鋳造したものである。 写真でみるように、両肩にかかる納衣(のうえ)を纏い、 手は膝前で定印(じょういん)を結び結跏趺坐(けっかふさ)する阿弥陀如来である。 全体に鉄仏特有の荒々しさがあるが、素朴で古様を帯びた像形は深い味わいを持つ。 造立年代を知る銘や資料はないが、鎌倉時代の制作と推定される。

像高 34.1cm

昭和58年(1983)3月 埼玉県教育委員会・都幾川村教育委員会・霊山院

境内 案内板より


入定尊 叔山禅師行録

師諱は叔山 字は碩珠 四国松山の人 丸山氏の次男として文政12年(1829)6月3日誕生 10歳の時同国南昌寺桂州和尚を礼して祝髪す 20歳 摂津国祥福寺専門道場に掛錫し 巨道禅師に従い七年 印可を受く 安政3年(1856)江戸月桂寺に住山す 当時霊山院は無住にて荒廃その極に達す 師の道風東都に盛んなるを聞き 門中檀徒会議をして再三にわたり懇請 文久3年(1863)9月26日本院第38世として晋山す 師曰く「十年の計は樹を植ゆるにあり 百年の計は徳をたつるにあり」と ここに一大洪業を企画し 雲嶽の中腹に当院の再興を期して杉桧苗三万余本を栽植す

入定塔

然るに明治維新の政変により菩提林は全て国有となり 師一世の偉業は空しくも水泡に帰す 廃仏毀釈の嵐は吹きまくり 檀信徒は動揺し 信念を一転する者続出するを深く憂いて 開山栄朝禅師の宗風が確固不動のものであることを示さんがために 遂に入定を決意す 明治6年(1873)3月後事を門檀に託して予め塔地を定めて霊龕を造らしめ 七日忌前に龕中に静座して大禅定に入り賜う 時に明治6年(1873)5月28日 寿45歳 塔を建て叔山塔と云う 思うに霊山院の今日あるは叔山禅師の天真の徳業の至すところなり 法孫檀信徒はこれを忘れてはならない 毎年4月28日には報恩の中興忌法要を営んでいる。

遺偈 叔山雲静帰家路 来処還知玄所親 這裏神光亘天地 山頭月下落花辰

平成8年(19966)4月28日 謹誌


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