秋山郷 見玉不動尊
山号は「金玉山正宝院」と言い、本山は比叡山延暦寺、天台宗のお寺です。
平家の守護神である不動明王が祀られていることから通称「見玉不動尊」と言われています。
この不動尊は、約830年前、壇ノ浦の戦いに敗れた平清盛の臣下、宮本清氏左ェ門が安置したと言われています。
本尊の不動明王は、昔から多くの眼病治癒の逸話があり、遠方からも参拝者が訪れます。
北方高所の中腹に登る石段67段の上に本堂である不動堂(大正8年再建)、参道入口に高さ2メートル半の金剛力士が立つ仁王門を構えています。
江戸時代には、文人・鈴木牧之が滞在し、当時の様子を書き残しています。
その記録によると、街道から山門までが遠く、当時は、中津川沿いに街道があったことを示しています。
案内板より
全国各地から目の健康を願う人たちが参詣に訪れます。
壇ノ浦の戦い後の1186年、(文治2年)平清盛の臣下である宮本清左衛門により不動明王、733年(天平5年)行其菩薩作が安置されたといわれています。昔から眼病にご利益があるとされ、多くの参拝者が年間を通して訪れることでも知られています。
秋山郷の入口見玉にある天台宗のお寺です。
その由来は、文治元年、壇ノ浦の合戦で平家が滅びた翌文治2年、
平清盛の家臣宮本清左衛門がお告げによって平家の守護神である不動明王を捧持して見玉村にいたって安置し、
自ら初代住職となって正宝院(しょうほういん)が誕生したとされています。
文政5年、伽藍四棟及び平清盛願文を焼失しましたが、本尊・不動明王は火災より難をのがれました。
その後再び大正3年に焼失、大正8年に現在の不動堂が再建されました。
本尊不動明王は眼病に特に霊験があり、昔から多くの眼病治癒の逸話が残っています。
北方高所の中腹に登る石段70段の上に本堂である不動堂が建ち、
石段下の参堂入口に本堂を護持する正宝院と高さ2メートル半の金剛力士の仁王門を構えています。
本堂と参道は老杉巨木におおわれ、本堂へ登る石段に沿う岩石の間を流れ落ちる清水は各所に滝をつくり、
境内は真夏でも暑さを感じない自然に恵まれた霊地と言われています。
なお、この寺の本山は比叡山延暦寺です。
案内板より
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