愛染院（あいぜんいん）
　　　　　Aizenin Temple 
    　　 　　 10.Oct.2014
　　　　　　     天空仙人の神社仏閣めぐり

愛染院 本堂 写真 愛染院 本堂 写真
「本堂」「本堂」
HondoHondo
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愛染院 塙保己一の墓の石標 写真 愛染院 塙保己一の墓 写真
「塙保己一先生の墓の石標」「塙保己一の墓」
Hanawa HokiichiHanawa Hokiichi no Haka
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愛染院 梵鐘 写真 愛染院 石仏 写真
「梵鐘」「石仏」
BonshoSekibutsu
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愛染院 庚申塔 写真 愛染院 庚申塔 写真
「庚申塔」「庚申塔」
KoshintoKoshinto
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愛染院 石仏 写真 愛染院 石仏 写真
「石仏　道祖神風」「石仏」
SekibutsuSekibutsu
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愛染院（あいぜんいん）

Aizenin Temple

東京都新宿区若葉２−８−３

2-3-8,Wakaba,Shinjuku-ku,Tokyo

愛染院案内

山号　　　独鈷山　光明寺

本尊　　　大日如来

宗派　　真言宗　豊山派

総本山　　長谷寺　奈良県桜井市初瀬

祖師　宗祖　弘法大師（空海）

中高祖　　興教大師（覚鑁）

派祖　　専誉僧正

沿革

文政寺社書上に拠れば「當寺開闢之儀は人王五十二代嵯峨天皇御宇弘仁年中弘法大師関東弘法 之為當國に一宇御建立今之麻布善福寺之地也　然に當院は右奥之院にて御守本尊五指量愛染尊を安置し 大日如来よりハ祖相承の獨鈷を納め給故に山号を獨鈷山と申候　愛染尊は秘法にて不能　住職之僧も拝其 後星霜相移り年月相知れ不申候」と伝えて　その来由することの頗る古きを語て、慶長当時の開山正齋 （寛永十五年十二月五日寂）はその中興と称して居る。

塙保己一の墓

「群書類従」の編者として名高い江戸時代中期の国学者塙保己一（はなわ　ほきいち）は、延享３年（１７４６）現在の埼玉県児玉郡保木野村に生まれた。 姓は萩野、幼名は辰之助といった。 ５歳で病にかかり、７歳で失明したが、１３歳のとき江戸に出て雨富検校須賀一の門下となり、その本姓塙をもらった。 優れた記憶力を認められ学問を許され、国学・漢学・和歌・医学などを学んだ。 特に国学では賀茂真淵に学び、造詣を深めた。

天明３年（１７８３）検校となり、水戸藩の「大日本史」の校正なども手がけた。 寛政５年（１７９３）には、和学講談所を開設し、幕府の援助も受け、書籍の収集と門人の指導にあたった。 文政２年（１８１９）群書類従を寛政させ、同４年（１８２１）には総検校となったが、同年９月「続群書類従」の編纂なかばで没した。 享年７６歳であった。 墓所は、最初近くの安楽寺に造られたが明治３１年（１８９８）廃寺となり、愛染院に改葬された。墓石は高さ１０３センチである。

愛染院の梵鐘

総丈　１３６ｃｍ　口径　７１ｃｍ

鐘聲　黄鐘調

「およそ鐘の聲は黄鐘調なるべし、これ無常の調子、祇園精舎の無常院の聲なり」（徒然草第２２０段）

乳の間　百字真言の陽刻

池の間　銘叙は江戸湯島霊雲寺第四世法明識す

愛染院現住　尭範これを造る

宝暦十?歳次庚辰夷則穀日

※　宝暦１０年（1760）７月８日

この鐘は太平洋戦争の金属回収令により供出したが百字真言や叙は貴重なものとして返却され、鐘楼は戦火により堂宇と共に焼失した。

庚申塔　右

六臂の青面金剛は御幣を担ぐ猿一匹の頭に座っている風変わりな構図である。 浅浮彫りで頭頂の蛇も面白い形で描かれている。寛文７年の銘。

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